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執筆者の写真takahashi-jpn

数え方はおもしろい

先日、お弁当を買ったときに、「おはしは何本おつけしますか。」と聞かれました。日本人の常識では、おはしは、2本で一膳、と数えます。割りばしの場合、割っていない場合は、一膳でも一本でもいいそうです。何本と聞かれて違和感を覚えましたが、まちがいではありませんでした。


せんじつ、おべんとうをかったときに、「おはしは なんぼんおつけしますか。」ときかれました。にほんじんのじょうしきでは、おはしは、2ほんで いちぜん、とかぞえます。わりばしのばあい、わっていないばあいは、いちぜんでも いっぽんでもいいそうです。なんぼんときかれていわかんを おぼえましたが、まちがいでは あrりませんでした。

最近、ニュースでよく、熊が出没したと聞きます。熊は、「一頭」と数えます。猿は、「一匹」です。線引きはどこかというと、人間より大きい時は「頭」、小さい時は、「匹」なんだそうです。ですから、とても小さな子熊でしたら、「匹」でもいいそうです。但し、このルールには例外もあって、人間の役に立つ動物は、大きさに関わらず、「頭」で数えます。盲導犬や、家畜、実験用のマウスなども「頭」で数えます。


さいきん、ニュースでよく、くまがしゅつぼつしたとききます。くまは、「いっとう」とかぞえます。さるは、「いっぴき」です。せんびきはどこかというと、にんげんよりおおきいときは、「とう」、ちいさいときは、「ひき」なんだそうです。ですから、とてもちいさなこぐまでしたら、「ひき」でもいいそうです。ただし、このルールには れいがいもあって、にんげんのやくにたつどうぶつは、おおきさにかかわらず、「とう」でかぞえます。もうどうけんや かちく、じっけんようのマウスなども「とう」でかぞえます。

日本語の奥の深さには、日々目を見張るものがあります。数え方ひとつをとっても、知らないことがたくさんあります。日本語を教えるボランティアとしては、最低限、わかりやすく、かつ正確な言葉を教えたいと思いますが、もっともっと豊饒な日本語の魅力にはまって、日本語を楽しんでほしいと思います。今の言葉でいうと、「沼」でしょうか。先日、大学で日本語を専攻している学習者さんから、「朝飯前」と「おちゃのこさいさい」はどう使い分けるのか、と質問されました。どうやら「日本語の沼」にはまったようです。どちらも物事が簡単なことを表しますが、「朝飯前」のほうが汎用性が高く、先輩との会話やちょっとした文章の中でも使えると思います。「おちゃのこさいさい」は、親しい間での会話にしか使われず、その簡単さにうかれている様子を感じます。みなさんなら、どう説明しますか。


にほんごのおくのふかさには、ひび めをみはるものがあります。かぞえかたひとつをとっても、しらないことが たくさんあります。にほんごをおしえる ボランティアとしては、さいていげん、わかりやすく、かつせいかくなことばを おしえたいとおもいますが、もっともっとほうじょうな にほんごのみりょくにはまって、にほんごを たのしんでほしいとおもいます。いまのことばでいうと、「ぬま」でしょうか。せんじつ、だいがくでにほんごをせんこうしている がくしゅうしゃさんから、「あさめしまえ」と「おちゃのこさいさい」はどうつかいわけるのか、としつもんされました。どうやら「にほんごのぬま」にはまったようです。どちらもものごとがかんたんなことを あらわしますが、「あさめしまえ」のほうがはんようせいがたかく、せんぱいとのかいわや ちょっとしたぶんしょうのなかでも つかえるとおもいます。「おちゃのこさいさい」は、っしたしいあいだでの かいわにしかつかわれず、そのかんたんさにうかれているようすをかんじます。みなさんなら、どうせつめいしますか。


昨日のめいめい教室は、久しぶりに戻ってきた方や、スタッフ希望の新しい方が見えたり、総勢27名でにぎやかに過ごしました。やっと涼しくなったと思ったら、もう年末までの予定が見えてきました。めいめい恒例のお楽しみ会、今年もやります。


さくじつの めいめいきょうしつは、ひさしぶりに もどってきたかたや、スタッフきぼうの あたらしいかたがみえたり、そうぜい27めいで にぎやかにすごしました。やっとすずしくなったとおもったら、もう ねんまつまでのよていが みえてきました。めいめいこうれいの おたのしみかい、ことしもやります。

次のめいめいの教室は、10月28日(月)午後2時から

交流会ふらっとメイメイは、

11月16日(土)午後2時からです。


10月19日の交流会は、中止になりました。


ブログ/HPは、毎週更新しています。

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