top of page
検索
執筆者の写真takahashi-jpn

知らない人に呼びかけるとき

先日めいめいの教室にいらしたCさんは、友人のことを、「そのおっさんは、」と話し始めました。「え、おっさん?」「はい、おっさんです。あれ、奥さんかな?」いえいえ、そんなはずはありません。おっさんとおくさんは、まったくの別物です。自分よりもかなり年上の男性らしいです。おじいさんかな、おじさんかな。それもわからなくて、おっさん、を選んでいました。ドラマで覚えたそうです。そういえば、ドラマの中で、若い男性が、年配の男性を、かなり親しみをこめて、おっさんと呼ぶのを見たことがあります。自虐的に、自分のことをそう呼ぶこともあります。


せんじつ、めいめいのきょうしつにいらしたCさんは、ゆうじんのことを、「そのおっさんは、」とはなしはじめました。「え、おっさん?」「はい、おっさんです。あれ、おくさんかな?」いえいえ、そんなはずはありません。おっさんと おくさんは、まったくのべつものです。じぶんよりも かなりとしうえのだんせいらしいです。おじいさんかな、おじさんかな。それもわからなくて、おっさん、をえらんでいました。ドラマでおぼえたそうです。そういえば、ドラマのなかで、わかいだんせいが、ねんぱいのだんせいを、かなりしたしみをこめて、おっさん、とよぶのを みたことがあります。じぎゃくてきに、じぶんのことを そうよぶこともあります。

「おっさん」と呼ばれて、特別親しいの場合以外は、喜ぶ人はいないこと、くれぐれも、簡単に使わないように、と話しました。そういえば、社長に向かって、「てめえ」と言ってしまった外国人も知っています。マンガで覚えて、かっこいい、と思っていたそうです。「おっさん」も「てめえ」も、日本語教室のテキストには出てきませんので、どうか全体のニュアンスも含めて覚えて、うまく使ってね、と思います。もしくは、苦い思いをして、学んでください、となります。


「おっさん」とよばれて、とくべつしたしい ばあい いがいは、よろこぶひとは いないこと、くれぐれも、かんたんに つかわないように、とはなしました。そういえば、しゃちょうにむかって、「てめえ」といってしまった がいこくじんも しっています。マンガでおぼえて、かっこいい、とおもっていたそうです。「おっさん」も「てめえ」も、にほんごきょうしつのテキストには でてきませんので、どうか ぜんたいの ニュアンスもふくめておぼえて、うまくつかってね、とおもいます。もしくは、にがいおもいをして、まなんでください、となります。


知らない人に呼びかけるときは、どんなふうに声をかけたらいいでしょうか。これは、日本人でも悩むところです。見た目の年齢で、そこのおばあさん、おばさん、お母さん、奥さん、おねえさん、お嬢さんなど、候補はいくつもありますが、呼びかける人の年齢や態度、呼ばれる人の感性にも因るので、正解はわかりません。私についていえば、自分の子供以外から、おかあさん、と呼ばれることに、とても違和感を覚えます。


しらないひとに よびかけるときは、どんなふうに こえをかけたら いいでしょうか。これは、にほんじんでも なやむところです。みための ねんれいで、そこのおばあさん、おばさん、おかあさん、おくさん、おねえさん、おじょうさん、など、こうほは いくつもありますが、よびかけるひとの ねんれいやたいど、よばれるひとの かんせいにもよるので、せいかいはわかりません。わたしについていえば、じぶんのこども いがいから、おかあさん、とよばれることに、とても いわかんをおぼえます。


アジアの国では、自分の親族の呼称を、親しみを込めて、他人にも使うことが多いそうです。


アジアのくにでは、じぶんのしんぞくの こしょうを、したしみをこめて、たにんにもつかうことが おおいそうです。


さて、本題に戻ります。知らない人に話しかけるときは、

「すみません」「あの」「失礼ですが」、こんなところが無難でしょうか。

くれぐれも、「そこのおっさん」などと呼びかけませんように。


さて、ほんだいにもどります。しらないひとに はなしかけるときは、

「すみません」「あの」「しつれいですが」、こんなところが ぶなんでしょうか。

くれぐれも、「そこのおっさん」などと よびかけませんように。

めいめいのスタッフで、日本語の勉強会をしています。小中学校の国語の授業で習った国語の文法と、外国人がまなぶ日本語文法は、少し違っているのです。母国語を話せるのは当たり前ですが、それを わかりやすく教えるには、知識や準備が必要です。基礎から少しずつ、スタッフも学んでいます。


めいめいのスタッフで、にほんごのべんきょうかいを しています。しょうちゅうがっこうの こくごのじゅぎょうでならった こくごのぶんぽうと、がいこくじんがまなぶ にほんご ぶんぽうは、すこし ちがっているのです。ぼこくごを はなせるのは あたりまえですが、それを わかりやすく おしえるには、ちしきや じゅんびが ひつようです。きそから すこしずつ、スタッフも まなんでいます。

12月の教室は、2日(月)、9日(月)です。

9日(月)はお楽しみ会です。みんなで歌ったり、ゲームをしたりして楽しみましょう。


ブログ/HPは、毎週更新しています。

閲覧数:0回0件のコメント

Comments


bottom of page