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読み方が違う言葉「辛い」(よみかたが ちがう ことば 「辛い」)

  • 執筆者の写真: takahashi-jpn
    takahashi-jpn
  • 2021年6月1日
  • 読了時間: 3分

同じ漢字でも読み方が違う言葉「辛い」。

「辛い」は、「からい」とも「つらい」とも読めます。

おなじかんじでも よみかたが ちがうことば「辛い」。

「辛い」は、「からい」とも「つらい」とも よめます。


「辛い」(身体・こころがつらい)の語源は

象形文字の入れ墨をするための「針」から

「つらい」を意味する「辛」という漢字ができたそうです。

針が刺さって痛い→つらい→痛くて辛い

「つらい」(からだ・こころが つらい)の ごげんは

しょうけいもじの いれずみを するための「はり」から

「つらい」を いみする「辛」という かんじが できたそうです。

はりが ささって いたい → つらい → いたくて つらい


「辛い」(味がからい)語源は

味の基本の五種類(甘い、苦い、すっぱい、しょっぱい、旨味)に

「辛い」は、入っていません。

つまり「辛い(からい)」は

痛みから感じる感覚で、「味覚」ではなくて「痛覚」。

舌が痛くてつらい→からい

「からい」(あじが からい)ごげんは

あじの きほんの ごしゅるい(あまい、にがい、すっぱい、しょっぱい、うまみ)に

「からい」は、はいっていません。

つまり「辛い(からい)」は

いたみから かんじる かんかくで、「みかく」ではなくて「つうかく」。

したが いたくて つらい → からい


一般的に常用漢字に定められている通りに

「つらい」は、平仮名で「からい」は、漢字で「辛い」と書きます。

同じ漢字でも読みが違うと意味が全く違ってしまうのも

日本語の面白いところです。

いっぱんてきに じょうようかんじに さだめられているとおりに

「つらい」は、ひらがなで「からい」は、かんじで「からい」とかきます。

おなじ かんじでも よみが ちがうと いみが 全くちがってしますのも

にほおんごの おもしろいところです。



では、「辛」の漢字が入った言葉を紹介します。

では、「辛」の かんじが はいった ことばを しょうかいします。


狡辛い(こすからい  )→ 狡くぬけ目がない。悪賢い。

命辛々(いのちからがら)→ やっと命だけは失わずに。かろうじて。

世知辛い(せちがらい) → 世渡りが難しい。暮らしにくい。

辛くも(からくも)   → やっとのことで。

聞き辛い(ききづらい) → よく聞こえないこと。

こすからい(こすからい)    → ずるく ぬけめがない。わるがしこい。

いのちからがら(いのちからがら)→ やっと いのちだけは うしなわずに。 かろうじて。

せちがらい(せちがらい)    → よわたりが むずかしい。くらしにくい。

からくも(からくも)      → やっとのことで。

ききづらい(ききづらい)    → よく きこえないこと。



ところで、世界で最も辛い食べ物は何でしょうか? ところで、せかいで もっとも からい たべものは なんでしょうか?


唐辛子の「ペッパーX」は

皮膚に触れただけで火傷のような症状になる為

そのまま食べると命の危険がある食べ物だそうですよ。

辛いのがお好きな方は、重々気を付けて お試しください。

とうがらしの 「ペッパーX」は

ひふに ふれただけで やけどのような しょうじょうに なるため

そのまま たべると いのちの きけんがある たべものだそうですよ。

からいのが おすきなかたは、じゅうじゅう きをつけて おためしください。

 
 
 

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