(にほんご れっすん No.17)衣替え(ころもがえ)
- takahashi-jpn
- 2022年6月9日
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「衣替え」という言葉を聞いたことがありますか?「衣替え」とは、6月1日を目安に冬服から夏服へ、10月1日を目安に夏服から冬服へと替える風習です。(「ころもがえ」ということばを きいたことがありますか?「ころもがえ」とは、6がつついたちをめやすに ふゆふくからなつふくへ、10がつついたちをめやすに なつふくからふゆふくへと かえるふうしゅうです。)

平安時代に中国から伝わり、宮中行事として、年に2回衣を替えるようになりました。当初は「更衣(こうい)」といいましたが、更衣が女官の役職名に用いられるようになったため、「衣更え(衣替え)」と呼ばれるようになりました。(へいあんじだいに ちゅうごくからつたわり、ねんに2かいころもをかえるようになりました。とうしょは「こうい」といいましたが、こういがにょかんのやくしょくめいに もちいられるようになったため、「ころもがえ」とよばれるようになりました。)
江戸時代になると着物の種類が増えたため、気候に合わせて年に4回衣替えをするようになりました。明治時代になると、役人や軍人などが制服を着るようになり、夏服と冬服を年に2回替えるようになりました。そのあと、衣替えは学校や家庭でも行われ、現在に至っています。(えどじだいになると きもののしゅるいがふえたため、きこうにあわせて ねんに4かいころもがえをするようなりました。めいじじだいになると、やくにんやぐんじんなどが ようふくをきるようになり、なつふくとふゆふくを ねんに2かいかえるようになりました。そのあと、ころもがえはがっこうやかていでもおこなわれ、げんざいにいたっています。)
6日の教室には、中国出身のEさん、初めてのフィリピン出身のHさんと、見学のTさんが来られました。(6かのきょうしつには、ちゅうごくしゅっしんのEさん、はじめてのフィリピンしゅっしんのHさんと、けんがくのTさんがこられました。)

ところで、3月に芽を出した我が家のスカシユリは大輪を咲かせています。(ところで、3がつにめをだした わがやのスカシユリはたいりんをさかせています。)

今日は三つ以上を比較する表現を説明します。何(いつ・どこ・だれ)が1番なのかを述べるときに使う表現です。(きょうは 三ついじょうをひかくするひょうげんを せつめいします。なに(いつ・どこ・だれ)がいちばんなのかを のべるときにつかう ひょうげんです。)
~【のなか】で、~が いちばんxxxです。【のなか】は省略可能(しょうりゃくかのう)です。
1. 日本で、東京がいちばん大きいです。(にっぽんで、とうきょうが いちばんおおきいです)
疑問文(ぎもんぶん)では、「もの」に対(たい)しては「どれ」、「ひと」には「だれ」、場所(ばしょ)には「どこ」、時間(じかん)には「いつ」などが使(つか)われます。
1.「~と~と~と、・・・」:いちごと りんごと すいかと、どれがいちばん すきですか?
2.「~と~と~(と)では、・・・」:いちごと りんごと すいか(と)では、どれがいちばん すきですか?
3.「~と~と~のなかで、・・・」:東京(とうきょう)と大阪(おおさか)と札幌(さっぽろ)のなかで、どこがいちばん さむいですか?
4.「~のなかで」:三人(三にん)のなかで だれがいちばん 若い(わかい)ですか?
5. つぎは「もの」に対(たい)する質問(しつもん)ですが「どれ」を使(つか)わず「なに」を使(つか)うのが普通(ふつう)です。: くだものなかで なにが いちばんすきですか?
今日はここまで。(きょうはここまで)

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