(にほんご れっすん No.18)夏至(げし)
- takahashi-jpn
- 2022年6月21日
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6月21日は二十四節気(一年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらに、それぞれを6つに分けたもの)の10番目、夏至です。北半球では、この日が一年のうちで、昼の時間が一番長い日です。(6がつ21にちは にじゅうしせっき(いちねんをしゅんかしゅうとうの 4つのきせつにわけ、さらに、それぞれを6つにわけたもの)の10ばんめ、げしです。きたはんきゅうでは、このひがいちねんのうちで、ひるのじかんがいちばんながいひです。)
21日の東京における日の出は4時25分、日の入りは19時、昼の時間は14時間35分にもなります。(21にちのとうきょうにおける ひのでは4じ25ふん、ひのいりは19じ、ひるのじかんは 14じかん35ふんにもなります。)
夏至は「夏に至る」と書くように、これから梅雨がおわって、本格的な夏がはじまります。暑さに負けないように過ごしましょう!!(げしは「なつにいたる」とかくように、これからつゆがおわって、ほんかくてきななつがはじまります。あつさにまけないようにすごしましょう!!)

今回は、「~は」と「~が」について説明します。「は」や「が」はどちらも助詞なのですが、助詞の種類が違います。「が」は格助詞(名詞と動詞などの述語を結びつける働きがある)、「は」はとりたて助詞(話し手の気持ちを表す)と呼ばれ、本来はまったく別のものです。(こんかいは、「~は」と「~が」についてせつめいします。「は」や「が」は どちらもじょしなのですが、じょしのしゅるいがちがいます。「が」は かくじょし(めいしとどうしなどのじゅつごを むすびつけるはたらきがある)、「は」は とりたてじょし(はなしてのきもちをあらわす)と よばれ、ほんらいはまったくべつのものです)
では、つかい分けるための基本的なルールを紹介します。(では、つかいわけるための きほんてきなルール をしょうかいします)
1.情報のルール(じょうほうのルール)
新情報(伝えたい情報)には「が」をつかう。(しんじょうほう(つたえたいじょうほう)には「が」をつかう)
社長がいるところで、社長がどの人か知らない人に「あの人だよ」と伝えたいとき。「が」のぶんでは、伝えたい情報は「が」のまえにくる。(しゃちょうがいるところで、しゃちょうがどのひとか しらないひとに「あのひとだよ」とつたえたいとき。「が」のぶんでは、つたえたいじょうほうは「が」のまえにくる)
あの人(ひと)が社長(しゃちょう)です。
旧情報(すでに分かっている情報)には「は」をつかう。(きゅうじょうほう(すでにわかっているじょうほう)には「は」をつかう)
あの人を見ている状況で、伝えたいのは「社長」という情報。「は」のぶんでは、伝えたい情報は「は」のうしろにくる。(あのひとをみているじょうきょうで、つたえたいのは「しゃちょう」というじょうほう。「は」のぶんでは、つたえたいじょうほうは「は」のうしろにくる)
あの人(ひと)は社長(しゃちょう)です。
2.文の性質のルール(ぶんのせいしつのルール)
現象をそのままいうときは「が」をつかう。何かを発見した場合によくつかわれる。(げんしょうをそのままいうときは「が」をつかう。なにかをはっけんしたばあいに よくつかわれる)
あ、桜(さくら)が咲(さ)いている。
判断、評価したときは「は」をつかう。(はんだん、ひょうかしたときは「は」をつかう)
これは、珍(めずら)しい石(いし)ですね。
3.文の構造のルール(ぶんのこうぞうのルール)
従属節・名詞修飾節のなかでは「が」をつかう。(じゅうぞくせつ・めいししゅうしょくせつのなかでは「が」をつかう)
わたしが買(か)った本(ほん)は、安(やす)かった。
4.そのほかの つかいかた
対比の「は」(たいひの「は」)
ひらがなは書(か)けますが、漢字(かんじ)は書(か)けません。
疑問詞が主語の「が」(ぎもんしが しゅごの「が」)
だれが発表(はっぴょう)しますか?
選択の「が」(せんたくの「が」)
私(わたし)が発表(はっぴょう)します。
述語に疑問詞の「は」(じゅつごにぎもんしの「は」)
田中(たなか)さんはどこへ行(い)きますか?
対象の「が」(たいしょうの「が」)
わたしはリンゴが好(す)きです。
今日はここまで。(きょうはここまで)

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